9/3~9/5・国内初のWRC「ラリージャパン」十勝で開催/2004-09-06 |
国内では初開催となるワールドラリーチャンピオンシップ(WRC)第11戦「ラリージャパン2004」が、十勝管内陸別町、足寄町、幕別町などを中心に、9月3日~5日間の日程で開催された。1973年のWRC創設の当年、第4戦サファリラリーで日産フェアレディが優勝して以来、国内各自動車メーカーが参戦してきた日本は、いわば縁の深い存在だったが、国内での開催は今回が初めて。 WRC十勝開催は、1999年から開催条件の整備を進めて01年から開催され、02年からアジア太平洋ラリー選手権(APRC)となった「ラリーin北海道」が原型となっている。WRC昇格も「長大ルートを用いるラリーの適地は北海道しかない」との関係者の信念が実を結んだ結果によるものだ。 その意味では、今回の開催は「ラリージャパン」と呼ぶよりも、「ラリーin北海道」と呼んだほうがわかりやすく、また、その名で長年親しんできたWRC関係者にとっても通りが良いともいわれている。 ラリージャパン2004の優勝者は、チームスバルのノルウェー出身、ペター・ソルベルグ(スバル・インプレッサWRC・2004)。初の国内開催を国産ワークスの優勝で飾った。 また、3日間の会期中訪れたファンは合計で約21万人という。F1と並ぶ自動車文化のひとつ、WRCが、北海道に初めて足跡を残したことを、関係者の努力とともに誇りとしたい。
写真: 拝 映輔
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