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Last UP Date:2014-06-29
9/10・日生バイオ(株)・NPO遺伝子栄養学研究所の北海道研究所が恵庭市にオープン/2004-09-11
 9月10日、東京都墨田区のバイオベンチャー、日生バイオ(株)と、遺伝子レベルから生活習慣病を予知・予防する栄養学を研究するNPO遺伝栄養学研究所の共用研究施設、北海道研究所が恵庭市内のリサーチ&ビジネスパーク(株)(RBP)内に開設され、北大大学院地球環境科学研究科の西則雄教授らによる記念講演会の後,施設見学会が行われた。
 日生バイオ(株)社長でNPO遺伝子栄養学研究所の理事長を務める松永政司氏は、設立の記者会見で、
「私は伊達市の出身で拓銀マンを父に持つ道産子であり、いつかは北海道に戻りたいと願い続けてきた。恵庭市に決めた経緯は、空港と共同研究先である大学・研究機関の所在地に近く、“花のまち”を標榜する恵み野が、研究者の研究環境にとって素晴らしいこと、そしてRBPをはじめ恵庭市や道庁、道経済産業局などの厚い期待と応援があったこと。当社は、鮭の白子に由来するDNAの機能的利用を研究・開発しているが、私自身、故郷である北海道に回帰を果たすことができた」
 と語った。
 RBPの湊孝康社長は、
「健康食品関連産業は、社会ニーズが高い。今後の道内各企業との連携に期待したい。また、今回開設したのは研究所ということで、長い目でみた恵庭地域への教育効果も期待している。今後は大学等のサテライト施設などもRBPに誘致できれば嬉しい」
 と、期待を滲ませた。
 見学会の後開催された披露パーティーには、吉澤慶信道副知事をはじめ、黒氏博実恵庭市長ら関係者が多数列席、研究所の落成と今後を祝福した。
 同社の業務は、核酸原料の製造や、あるいは核酸を用いたダイオキシン類、ペンゾピレン類を選択除去するフィルターの製造、各種栄養補助食品の研究開発や、メシマコブ、ベニクスノキタケなどを利用した機能性食品の研究開発。研究施設は総面積2800平方m、培養プラントやドラフト設備など、生化学研究に必要な施設を整え、2005年4月から杉正人所長以下、研究員10人体制で作業を進める。
●日生バイオ(株)
 〒130-0026
 東京都墨田区両国4-30-16 ストーク両国301
 Tel.03-5669-7262
 FAX.03-5669-7267
 http://www.nisseibio.co.jp/
 北海道研究所
 〒061-1374
 恵庭市恵み野北3-1
 Tel&Fax.0123-37-5533
●NPO遺伝子栄養学研究所
 〒130-1374
 東京都墨田区太平4-11-7
 Tel.03-5669-7261
 Fax.03-5669-7267
 http://www.idenshi.com/
写真:上:記者会見のようす。左より杉氏、湊氏、松永氏、(株)ライフサイエンス研究所宇住晃治社長。写真:下左:北海道研究所 写真:下右:建設関係者に感謝状を贈呈する松永社長
拝 映輔
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