発行:Funahasi.Com & 北海道経済産業新聞運営委員会
Last UP Date:2014-06-29
文部科学省と経済産業省が連携・9/17・「産学官連携イノベーションフェア」「コラボレーションフォーラム」同時開催/2004-09-18
 9月17日、京王プラザホテル札幌にて、北大、東北大、岩手大、文部科学省主催の「産学官連携イノベーションフェアin北海道」と、経済産業省北海道経済産業局、北海道科学技術総合振興センター(NOASTEC)主催の「コラボレーションフォーラム2004」が、同時開催された。
 イノベーションフェアは、大学と地域経済界とのマッチングを図るため、地域ブロックごとに文科省大学知財本部整備事業の選定機関を紹介し、それぞれの知財戦略や産学連携戦略を講演・展示するもの。北海道・東北ブロックからは北大、東北大、岩手大がフォーラムで事例報告を行い、室蘭工大、小樽商大、帯広畜大、北見工大、北海道TLO(株)がパネル展示に参加した。
 北大の中村睦男総長らのあいさつに続いて、北大知的財産本部長を務める長田義仁副学長が事例報告に立ち、北大創成科学研究機構(CRIS)を中心に北キャンパスで整備が進められている“北大リサーチ&ビジネスパーク構想”の詳細と進捗について説明、
「北大は、日立や三菱電機など大企業との包括提携を行って世界水準での研究成果を共同で狙う一方、道経連や道経済産業局、各自治体とともに地域連携協定を結び、地域経済の活性化を狙う2本柱の体制。これからは学術分野を融合させて地域や社会が抱える課題に積極的に対応し、知の創造と活用サイクルを加速していきたい」
 と語った。
 東北大学の知的財産部長を務める仁平繁通教授は、研究中心大学としての東北大学の特徴と、NICHeリエゾンや東北テクノアーチなど、各種連携機関と協力して構築してきた知的成果創出促進のための仕組みを説明、岩手大学地域連携推進センター長の清水健司教授は、中小企業連携が質・量ともに全国第2位という岩手大学の特徴と、地域産官界と構築した岩手ネットワークシステム(INS)の、全国に波及する連携効果を報告した。
 コラボレーションフォーラムでは、基調講演を(株)NTTドコモ前代表取締役会長の大星公二シニアアドバイザーが行い、
「大学内にシーズは十分にあり、産学連携のステージは行政機関が十分に整えている。残るは道内の企業経営者にどれだけのアントレプレナーシップが残っているかである」 と、経営改革のための連携の必要性を訴えた。
 個別の成果発表会では、産学連携による知的成果を経営に活かしている道内企業から、(株)コムテック2000(VoIP多重通信装置)や(株)テオン(インテリジェントフォント)、ネイチヤーテクノロジー(株)(経皮吸収型添付剤-DGDS)、(有)バイオトリート(微生物利用型水中環境ホルモン浄化システム)、(株)ウェザーコック(立体地図模型の階調表現印刷システム)など、数多くの事例が報告された。
 当日会場に訪れた参加者は、約450人。日本で知財立国宣言がなされてからわずか1年余だが、北海道で産業クラスター振興を掲げてきた道経連の戸田一夫元会長が語る“知恵比べ”の企業競争の時代が、いよいよ近づいてきている。
写真:上:事例報告の様子。写真:中左:長田義仁北大副学長 写真:中右:大星公二氏(左)と内山俊一道経済産業局長 写真:下:展示された立体地図(左)と水中環境ホルモン浄化装置(右)
拝 映輔
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