天然ハーブエキスの除菌消臭剤「クリアリーク」発売・(株)はるにれバイオ研究所/2004-09-22 |
北見工大発のバイオVB、(株)はるにれバイオ研究所(札幌市北区本社、小寺一代表取締役社長、資本金1500万円)は、天然ハーブ「ヒソップ」のエキスを主成分とした新製品の除菌・消臭剤「クリアリーク」を9月上旬より発売した。 ヒソップは、シソ科のハーブで和名を柳薄荷(ヤナギハッカ)という。ヒソップの名はヘブライ語のエソブ(Esob)に由来しており、古くから薬用ハーブとして、そのエキスを外傷の治療や殺菌消毒に用いられてきた。ローマ時代には洗濯のすすぎ剤や、教会など人が集まる場所に敷き詰めて使用しており、そのため、花言葉は「清潔さ」である。 いままでの消臭剤は、匂い分子を覆い、別の芳香をつけるタイプの消臭剤がほとんどだった。化学合成による除菌・消臭剤の場合は、衣類や家具などに付着した匂い物質にしか作用しないが、「クリアリーク」の場合は、気体で存在する匂い分子に作用し、直接消臭効果を発揮するのが特徴だ。 もともと同社が研究開発していたのは、ヒソップを用いた抗酸化作用を持つ冷え性対策の機能性食品。その研究過程でヒソップの除菌・消臭効果を発見したため、新商品の発売に踏み切った。 「もともとヒソップには除菌・消臭効果があると考えられていました。今回は黄色ブドウ球菌に対するヒソップの抗菌作用や、マウス糞便に対する消臭作用を実験によって確認し、製品化しています。今後は違うハーブも配合し、より効果の高い製品にしていくつもりです」 と、小寺社長は言う。 製品テストに応じた医療法人社団憲仁会牧田病院(札幌市北区)では、 「病室内の気になる匂いやトイレの嫌な匂いが瞬時に消えます。天然ハーブが主原料なので、安心して使え、ヒソップの香りにはリラックス効果もありますので、病院や特養などの施設には最適ですね。在宅介護家庭の除菌・消臭にも効果が高く、ケアマネージャーにも好評です」(志田敬子看護師長)。 はるにれバイオでは、もともと開発段階で動物実験室の消臭用に使っていたため、ペット臭の消臭にも折り紙つきで効果を発揮する。 成分はヒソップエキス、アスコルビン酸、アルコール、香料。香料にも天然ハーブ由来のヒソップ精油とローズマリー精油を使い、アロマ効果を持たせた。使用期限は製造日より1年間。製品は業務用のみの販売で、価格は4Lポリタンク1本9450円。スプレーボトル入り150mlのお試し品(980円)は、はるにれ薬局のみでの販売となる。 ●(株)はるにれバイオ研究所 〒001-0901 札幌市北区新琴似1-2-10-15 Tel.011-766-3240 Fax.011-765-4692 http://www.harunirebio.co.jp/
写真:「クリアリーク」の業務用4Lボトル(左)とお試し150mlボトル(右) 拝 映輔
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