発行:Funahasi.Com & 北海道経済産業新聞運営委員会
Last UP Date:2014-06-29
新生ビズカフェ“B2”1周年・パワーランチ&トーク開催/2004-11-18
 NPO法人格を取得し、昨年10月23日に再オープンした“サッポロ・ビズカフェB2”の開業1周年を祝う「パワーランチ&トーク」が、11月18日、札幌プリンスホテル・国際館パミールで開催された。
 サッポロ・ビズカフェとは、2000年6月、ビジネスマンの相互交流と新ビジネスの創造を目指して札幌駅北口にオープンしたビジネスカフェであり、当時から北口地区に集積していた札幌市内のIT関連企業らが、「人が集積する場を創り、ビジネスを活性化させよう」と、プレハブ造のカフェを開業したのがはじまりである。当時のビズカフェは、土地の所有者である伊藤組がビルを建設するため、わずか2年で閉店したが、同じ場所に立つビルのテナントとして営業している「B2」は、ある意味“恒久的施設”になる。
 開業当時、NPO会員は約280人だったが、わずか1年間で会員数はほぼ倍の557人まで増え、いまも増加しつづけているという。また、会議室利用はほぼ毎営業日、自主事業として行われるセミナーなどのセッションは、ほぼ毎週1回以上開催されている。
 参加者は77人。祝宴は“パワーランチ”らしく、来賓として参加した高橋はるみ道知事の「いただきます」の発声で始まり、今年の北海道加工食品フェアで北海道知事賞を受賞した寿フーズ(七飯町)の「白い伽哩(カレー)」が約70人の参加者に振る舞われた。
 高橋はるみ知事は、
「北海道の力は、ここに集まった企業の皆さんが支えるもの。北海道再生の核になって欲しい」
 と挨拶。同じく来賓として訪れた、B2が入居する伊藤110ビルのオーナー、伊藤義郎伊藤組会長は、
「上で騒げば床がギシギシと鳴った昔のビズカフェも懐かしいが、いまも変わらず積極的に利用されているようで安心した。ここに集まった全員の力でビズカフェを盛り立てて欲しい」
 と語った。また、
「e-JAPAN戦略で掲げた数値目標は2005年を待たずして、すでにクリアしている。だが、本当に必要なのは物理的なネットワークではなく、それによって形成される人的なネットワーク。ビズカフェB2がそういったネットワークを生む源泉となって欲しい」
 と語るのは、道総合通信局の古関純一情報通信部長だ。
 ビズカフェB2は、北米のバイオ・ITベンチャーの動向を情報提供する業務をはじめ、さまざまな業務委託を受けている。また独自の動きとして、米国内各地の北海道人会と連携をとり、道内企業の米国進出などのビジネスマッチングの準備も進めているという。
 宮田昌和代表理事や吉村匠副代表理事、桝谷稔専務理事といった初期からのボードメンバーに加え、事務局長に道内流通業界を知悉した湯谷偉男氏を招いて第2段階を迎えたビズカフェB2は、IT業者のサロン的存在だった過去のビズカフェとは、たしかに違う。
●サッポロ・ビズカフェB2
 〒060-0807
 札幌市北区北7西4-5-1 伊藤110ビル2F
 Tel.011-700-5000
 Fax.011-700-5001
 http://www.bizcafe.jp/
写真:上:ビズカフェB2のボードメンバーとゲスト 写真:下:左より伊藤義郎氏、高橋はるみ氏、木本裕司道経済産業局地域経済部長
拝 映輔
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