3/18・道内初の民間インキュベーションセンター「SIZ」さよならパーティー/2005-03-22 |
3月18日、北海道初の民間企業によるインキュベーションセンターとして、北海道ベンチャーキャピタル(株)(HVC、札幌市北区本社、松田一敬代表取締役社長)が開設したSIZ(札幌市北区北9西2 ホワイトキューブ札幌1F)が、3月末までで閉鎖されることを受け、同所にある飲食店「Caf'e de Biz CUBE」でさよならパーティーが開催された。 SIZは約3.3平方mのブース11コマと約12平方mのブース2コマを持ち、賃貸料を3.3平方mの場合で月額約1万円と低料金で貸し出し、起業支援に力を注いできた。2002年4月5日の開業以来、いままでに起業家11人、企業3社が入居し、このうち8人が会社を設立、現在も6人が入居している。 松田一敬HVC社長によれば、今回閉鎖に至った理由は、 「公設のインキュベーション施設も充実してきており、SIZによって行う起業支援のノウハウも充分獲得することができた。つまり、SIZ設立の目的は、ほぼ達成したと言える」 ということらしい。続けて、 「SIZを閉鎖する以上、ホワイトキューブに拘泥する意味はないので、当社も東京建物札幌ビル(札幌市北区北7西2)に移転するつもり。今後は違う場所で違う起業ステージに対するインキュベーションを考え、ノウハウを蓄積したい」 と語った。 パーティの参加者は関係者を含めて約20人。開業当初の賑わいと比べると、寂寥の感を禁じえない。 SIZの閉鎖、HVCの移転によって、札幌ビズカフェB2と並んで、もうひとつのベンチャー育成拠点と目されていた「ホワイトキューブ札幌」の機能は、事実上消滅する。ただし、ITインフラの整ったCaf'e de Biz CUBEは営業を続けるため、周辺のビジネスマンに大きな影響はなさそうだ。 ●札幌インキュベーションゾーン(SIZ)運営委員会 〒060-0809 札幌市北区北9西2 ホワイトキューブ札幌2F 北海道ベンチャーキャピタル(株)内 Tel.011-738-7380 Fax.011-738-7387 http://www.hokkaido-vc.com/siz/
写真:パーティーの様子 拝 映輔
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