HoPE発ベンチャー第1号「(株)プラウシップ」・試作品第1号「ドライアップ・チャンバー」成果発表会/2005-04-06 |
北海道中小企業家同友会産学官連携研究会(HoPE)が母体となり、今年1月に設立したベンチャー企業、(株)プラウシップ(札幌市白石区本社、千葉武雄代表取締役社長、資本金1000万円)。 同社は道内の製造系中小企業の力を結集、新規性の高い装置のニーズを検討し、製品化に必要な知見や技術を持つ中小企業チームをその都度招集して製品化を行う、いわば「共同受注・共同発注」システムとしてデザインされているのが特徴だ。当然、中小企業内にノウハウがない場合、北工試や北大などから技術指導を受け、高度な技術的要求にも対応するというところに、産学連携型ベンチャーの特性を持つ。 受注案件の事業ニーズを読む“目利き”機能と、実際の“生産能力”の併せ持った同社の製品第1号は、男爵イモ用低温乾燥機「ドライアップ・チャンバー」。この実用試験機が4月5日、北海道立工業試験場(札幌市北区)で公開された。 この装置は、胆振管内のある生産者が製造している、オリジナルパスタの工程効率化のために設計された。茹でた男爵イモ約60kgを50~60℃で乾燥させる工程で、通常2日間かかるところ、15時間で風味を残したまま水分を取り除くことができる。 同社には、今回の第1号製品だけではなく、数十件のオーダーで、新規装置の開発依頼が舞い込んできているという。事業化ニーズを着実に読み、道内の中小企業ならではのユニークな製品を今後も作り続けてほしい。 ●(株)プラウシップ 札幌市白石区北郷4-4-20-17 Tel.011-872-3771
写真:上:道立工業試験場で公開された「ドライアップ・チャンバー」 写真:下:公開後の交流会。乾杯は道中小企業家同友会の細川修専務理事 拝 映輔
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