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Last UP Date:2014-06-29
セイコーマート3/1より「ゆうパック」取り扱い開始/2006-03-01
 道内コンビニエンスストア(CVS)チェーン最大手の(株)セイコーマート(札幌市中央区本社)は、日本郵政公社(東京都千代田区本社、生田正治総裁)と提携し、3月1日から郵便小包「ゆうパック」の取り扱いを開始した。
 CVSチェーンによるゆうパックの取り扱いは、(株)ローソン(東京都品川区本社、新浪剛史代表取締役社長兼CEO・東Ⅰ2651/道内494店舗)、(株)サークルKサンクス(東京都江東区本社、土方清代表取締役社長・東Ⅰ3337/道内227店舗)に続いて3社目。今回参入したセイコーマート(道内874店舗・他ブランド114店舗)を含めた、道内のゆうパック取扱CVS店舗の総数は1,700店舗を超える。道内の郵便局数1535局(簡易郵便局含む)と合わせると、郵政公社は3,000をはるかに上回る取り扱い拠点を手に入れたことになる。
 (株)セイコーマートは、同日付でヤマト運輸(株)(東京都中央区本社、小倉康嗣取締役社長、資本金500億円)の宅配サービス「宅急便」の取次店契約を解約することとなった。
 当日は、セイコーマート南9条店で取り扱い開始の記念セレモニーが行われ、日本郵政公社北海道支社の壺井俊博支社長は壇上で、
「道内でのサービス向上のために、稠密な店舗ネットワークを持つセイコーマートと提携できたことは有り難い。これからはより早く、より便利な“ゆうパック”を目指して頑張りたい」
 と挨拶、(株)セイコーマートの赤尾昭彦代表取締役社長は、
「郵政公社のネットワークとセイコーマートの店舗網とが結びつくことで、新たな事業が展開できると考えている」
 と、将来の提携強化に期待を滲ませた。
 セイコーマートには、もう1つ大きな動きがある。
 全国CVS大手の(株)ファミリーマート(東京都豊島区本社、上田準二代表取締役社長・東Ⅰ8028)が見せる本道進出意欲に際して、(株)セイコーマートのグループ会社である(株)丸ヨ西尾(札幌市中央区本社、西尾長幸代表取締役社長、資本金3億6,600万円)は06年1月、ファミリーマートと合弁で(株)北海道ファミリーマート(札幌市本社、西尾長幸代表取締役、資本金1億円・予定)を3月に設立。CVS過当競争下にある道内において、ファミリーマートに対する店舗開発適地の情報提供や、物流面での協力を行うこととしている。
 その意は、ファミリーマートの進出で乱戦状態になることを避け、セイコーマート店舗との効率良い住み分けを試行することと、ファミリーマートの物流を安定的に提供することで販路を拡大することにある。つまり、完全な敵方として本状上陸を許し、三つ巴、四つ巴の乱戦を招くより、同盟勢力としておいて無制限、無秩序の拡大を避けようということだ。
 とはいえファミリーマートは、セイコーマートにとってスパーやタイエー、ハセガワストアといった自社ブランドのひとつではなく、明確なライバルの1社である。気を抜けば、セイコーマートはともあれ、最近勢力を弱め、札幌近郊へと店舗網を縮小させている他のCVSチェーンにとっては、死命を制する存在ともなりかねない。
 7月には、ファミリーマートの第1号店舗が本道に登場する。そのとき、CVSの勢力図はどう塗り替わっていることだろうか。
●(株)セイコーマート
 〒060-8620
 札幌市中央区南9西5 パーク9・5ビル
 Tel.011-511-2796
  http://www.seicomart.co.jp/
●日本郵政公社
 〒100-8798
 東京都千代田区霞ヶ関1-3-2
 Tel.03-3504-4411
  http://www.japanpost.jp/
写真:上:最初の集荷を見送る赤尾氏(左)と壷井氏(右) 写真:下:テープカットの様子。左より日本郵政公社道支社の松川俊充郵便事業部長、同壷井支社長、(株)セイコーマートの赤尾代表取締役社長、同田中誠取締役副社長
拝 映輔
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