5/30・札証アンビシャスに健康コーポレーション上場、通算5社目/2006-06-01 |
5月30日、札幌証券取引所(札証・伊藤義郎理事長)の新興企業向け市場「アンビシャス」に、健康コーポレーション(株)(2928・東京都中野区本社、瀬戸健代表取締役社長)が上場し、31日に初値19万4000円をつけた。同社銘柄の公募価格は5万6000円であり、約3.5倍の初値となる。 同市場には、キャリアバンク(株)(4834・札幌市東区本社、佐藤良雄代表取締役社長)が2001年3月29日に第1号として上場し、翌30日に公募価格14万円に対して28万5000円の初値(約2.0倍)をつけたのを筆頭に、上場第2号の(株)アルファ・トレンド(現・アルファ・トレンド・ホールディングス)(4352・札幌市白石区本社、板垣洋代表取締役社長)が2004年3月16日に上場、翌17日に公募価格6万5000円に対して初値15万円(約2.3倍)をつけ、続いて(株)ゲームポット(3792・東京都港区本社、安田剛代表取締役社長)が2005年12月20日に上場、2日後の22日に公募価格10万円に対して初値70万円(7.0倍)、今年に入ってはキャリアバンク(株)の子会社である(株)エコミック(3802・札幌市東区本社、熊谷浩二代表取締役社長)が4月4日に上場、2日後の6日、12万円の公募価格に対して51万円の初値(約4.3倍)をつけている。 5社連続で初値が公募価格を上回り、なおかつ初日に値がつかない状況となったことは、アンビシャス市場への注目度や資金調達迫ヘの証明として、一定の成果をあげたものといえるだろう。 すでに(株)キャリアバンクはアンビシャス市場を“卒業”し、札証本市場へと移行しており、アンビシャス市場に現在あるのは4銘柄。しかもそのうちの半数は、道外企業である。すでに昨年12月8日、上場時の株主資本は2億円以上から1億円以上へと上場基準は緩和されており、直近2年間の売上伸び率平均10%以上といった成長性基準も、上場前期の黒字確保という制限も撤廃された。 今後についても、アンビシャスへの上場の意向を発浮オた企業が数社ある。より使いやすくなり、実績も上げつつあるアンビシャス市場に、道内企業の注目が今後集まる可能性は高い。
拝 映輔
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