北海道経済産業新聞～北海道の今の経済を～

発行：Funahasi.Com & 北海道経済産業新聞運営委員会Last UP Date：2014-06-29

2010.10.12　渡島信用金庫札幌支店オープン/2010-10-13

　10月12日、札幌駅前通り沿いにある敷島ビルの1階部分に、渡島信用金庫札幌支店が開業した。2010年は渡島信用金庫の創業100周年にあたるため、記念事業の意味も込めての出店である。
「当金庫は道内では下から３番目の小さな信用金庫だが、機動力はある。それを生かして大きなことにチャレンジしたいと思っていた。この札幌支店がその第一歩になる」
　と、オープニングセレモニーで挨拶した伊藤理事長は、続けて、
「地域のために信用金庫は何が出来るか。考え抜いた末に出した答えがこの店舗になった。日本の食糧基地である北海道。中でも豊かな南北海道の物産を紹介し、消費者と生産者の交流を進めることが出来れば、産地にも良い変化が起きるはず。そして道南が動けば北海道も動くはず。北海道が動けば日本が、さらに世界が動く」　と語り、期待と決意をにじませた。
　同店の床面積は330平方ｍあり、窓口営業時間は9:00～16:00。店舗入口付近にスペースを設け、渡島・桧山管内18市町の特産品を集めて展示する特産品紹介コーナーとしているのが特徴だ。

　さらにユニークなのは、特産品紹介コーナーを併設しているだけではなく、毎月第一・第三の土曜・日曜にはアンテナショップとして営業し、道南の生産者や製造業者に同店を活用して販売してもらう予定にしていることだ。
　アンテナショップは、南北海道地産物流協同組合「みなほっの杜」が運営しており、こちらの開業初回にあたる10月16日(土)、17日(日)には、戸井産マグロの解体ショーやおぼろ昆布の実演販売などを予定している。　こちらの営業時間は9:00～17:00となる。
　同金庫の預貸率は約66％(2010年3月末)と、ゆるやかな下降傾向ながらも地方信金としては堅調さを保っている。創業を果たして二世紀を迎え、札幌という新たな大市場を前に、道南出身の各企業と世界とを繋ぐべく、新たな挑戦が始まる。

●渡島信用金庫(本店)
〒049-2326
　茅部郡森町字御幸町115
　Tel.01374-2-2024
　http://www.oshima-shinkin.jp/
　(札幌支店)
〒060-0002
　札幌市中央区北2西3　敷島ビル1F
　Tel.011-213-4141　Fax.011-210-0555
●南北海道地産物流協同組合「みなほっの杜」
〒049-2327
　茅部郡森町字清澄町11-24
　Tel.01373-2-6800　Fax.01374-2-6801
　FreeDial.0800-800-5277(平日9:00～17:00)
　http://www.minaho.or.jp/

写真:写真上:テープカットの様子　写真中:店内に設けられた特産品展示スペース　写真下:オープン時には札幌周辺に住む顧客が列をつくった。
拝　映輔

ニュース一覧
インタビュー一覧
コラム一覧
連載小説一覧
TOPに戻る