エア・ドゥ黒字化・再生3次増資後初の株主総会開催/2004-06-25 |
6月25日、北海道国際航空(エア・ドゥ)の株主総会が、札幌全日空ホテルで開催された。先期黒字を計上し、再生債務の3分の2を返済、今期が再生計画の最終年度となるエア・ドゥにとって、この株主総会は、再生第三次増資による“旧株主出資者”も召集するという意味で二重の“正念場”。会社側にもそれなりの緊張が流れていた。 出席者は約40人。発行済株式総数4万6,501株中、代理出席も含め4万5,756個の議決権を整え、滝澤進エア・ドゥ社長が創業以来初めて黒字を達成したことを報告、株主総会は前期利益4億3,000万円を全て内部留保とする利益処分案や役員、監査役の選任など付託された議案を承認し、約1時間30分で終わった。 旧株主出資者からは、「道民の熱い思いで設立された旧エア・ドゥの存在に思いを致し、謝罪の言葉を」「もっと意見交換や情報提供の場を設けて欲しい」「3号機後継として導入予定のB737だが、2機種を運用することに問題はないのか」などの意見が相次いだ。 旧株主らの“思い”はわからなくもない。だが、経済活動は“思い”だけではままならない。 ローコスト運営と道内地方空港と首都圏とのネットワーク構築という一見矛盾した課題を、真摯に解決しようと努力する現経営陣の姿は、たしかに“新たな北海道の翼”として認めるのに充分なものだった。 まずは、無事に株主総会を終えた滝澤進社長に労いの言葉を送りたい。 ●北海道国際航空(株) 札幌市中央区北1西2 オーク札幌ビル Tel.011-252-5533 Fax.011-252-5580 http://www.airdo21.com/
写真:株主総会受付の様子 拝 映輔
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