発行:Funahasi.Com & 北海道経済産業新聞運営委員会
Last UP Date:2014-06-29
7/14、HoPE循環・資源活用研究会発足/2004-07-15
 北海道中小企業家同友会産学連携研究会(HoPE)は、総会の下に各種研究会を置き、具体的な共同研究や製品開発について会員間で討議している。
 7月14日、HoPEで8番目の研究会となる「循環・資源活用研究会」の設立総会が北海道産学官協働センター「コラボほっかいどう」で開催された。
 幹事には、レーザープリンタやコピー機などのリサイクルトナー事業に道内から初参入し、オフィス機器廃材の発泡スチロールから接着剤を開発、商品化した(株)レーザー・プロの藤沢清司社長が就任。第1回会合の記念講演には、道環境生活部環境室循環型社会推進課循環計画グループの竹本広幸主任から、現在立ち遅れている道のリサイクル認定制度について、2004~2005年度にかけて、リサイクル認定制度、またリサイクルブランド制度を創設し、リサイクル社会の実現を目指すという計画が語られた。
 現在、同研究会の会員総数は20人。アドバイザーには酪農学園大学の押谷一教授が就いた。
 会員の山本一枝氏(ウェザーコック専務)は、
「先日出席したシンガポールでの国際学会(AOGS)で、すでに地球環境はカタストロフ(相転移)を迎え、回復不可能の打撃を受けていると聞いた。今後50年で想像を絶する災害が地球全土で頻発すると予測されている。少しでも資源やエネルギーの浪費をなくし、最終局面に至るのを少しでも遅らせることが重要と思います」
 幹事の藤沢氏は、
「今後のリサイクル社会実現のためには、コスト高になりがちなリサイクル原料の製造や調達といった問題などから、技術開発が必要不可欠になる。建築廃材や食品残さ、家畜ふん尿など、産業廃棄物は多いが、これらを資源化できる技術を目指して頑張りたい」
 としている。
●北海道中小企業家同友会産学連携研究会HoPE
 http://www.hokkaido.doyu.jp/hope/
写真:記念講演の様子
拝 映輔
ニュース一覧
インタビュー一覧
コラム一覧
連載小説一覧
TOPに戻る

Copyright© 2004-2024 Funahasi.Com & 北海道経済産業新聞運営委員会