佐藤水産文化ホールで今堀忠国氏の講演会/2004-07-30 |
7月29日、佐藤水産文化ホール(札幌市中央区北4西3交洋駅前ビル3F)で前サッポロビール博物館長の今堀忠国氏が、「微生物が取り持つ北海道の食と文化」をテーマに講演した。 講演内容は、微生物を分類する際、人間の都合として有用・有害と分類している例から始まり、長寿地域には必ず発酵食品が存在していることや、ビール産業についてはCO2排出量が意外に少ない事実なども披瀝。話題は鮒ずしなどの発酵水産食品や、ブランド創造による食品の付加価値化にまで及んだ。 また、発酵食品の代表例であるアルコール類について、「アルコール度数10度を超える強い酒を大量に飲むと、体内の微生物を殺菌してしまい、身体をこわすことにつながります。最初にビールを2,3本飲み、次に水を飲んでからウォッカなどの強い酒を飲むと良い。体内でアルコールがどんどん薄まります。ビールだけならなお良い、サッポロビールだけなら最高ですね」 と、自身の飲み方も披露した。 講演中、軽妙にウクレレによるハワイアン演奏を織り交ぜ、講演の最後は知人によるフラダンスを披露して締め括った今堀氏。会場には笑い声が絶えず、今堀氏の講演に人気が集まる秘密を垣間見た90分だった。 次回の佐藤水産文化ホール講演会は、8月9日、拓殖大学北海道短大の相馬暁教授が講演する。
写真:上:今堀忠国氏。写真:下:講演の最後に披露されたフラダンス。 拝 映輔
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