RFIDを利用したユーザ認証システム「ログオンガード」・アクアガーデンソフト(有)/2004-08-11 |
アクアガーデンソフト(旭川市本社、阿部亘代表取締役社長、資本金300万円)が、8月から発売したPCユーザ認証システムパッケージ「ログオンガード」は、ICカードを利用した個人認証システムだ。 いままでの認証システムは、USBフラッシュ等を利用したPCロックか、大規模LANなどに登載されるデータ改ざん防止システムがそのほとんどであり、中小企業が利用するPC10~20台クラスに対応した認証システムは、ほぼ空白地帯となってきた。その一方で、データ流出の防止や機密情報管理など、PCの使用環境の管理には、今後も大きな課題を抱えている状態だ。 「ログオンガード」は、PCへのログオン時に、IC(RFID)カードを利用してユーザIDを認証し、ログオン中に参照されたファイルなどをログデータとして記録、保存することができる。その他指定されたフォルダやファイルの監視や指定ファイルの書き込み制限・解除などもカードを利用して行うことができる。PCを離れる際にもう一度カードを使えば、PCロックやシャットダウンなどが選択でき、他者の“なりすまし”を防止することができる。 また、「ログオンガード」監視サーバシステムを導入すれば、サーバ上からネットワーク接続された各PCの状況がモニタリングでき、各PCの使用時間の集計や各PCから各ファイルへのアクセス状況等も表データ形式でまとめることができる。接続はTCP/IP形式だが、通信プロトコルは独自に開発、通信時のデータ漏洩にも対応している。 「ログオンガード」で使用する時間データは、同社の電子出退勤管理システム「IDタイムレコーダSE」でも使用出来るため、カード認証データから勤務管理を行うことも可能になる。 システム構成は、「ログオンガード」システム1式(システムCD-ROM×1枚、RFIDリーダ・ライタ×1台、接続用RS-232Cケーブル×1本、RFIDカード×3枚)の標準構成。監視サーバシステムはCD-ROM×1枚。価格はオープン価格、希望小売価格は「ログオンガード」1パッケージで10万円以下となっている。RFIDカードは、1枚約300円で追加販売している。動作環境はWindows2000/XP/2003、windows.NETが動作する環境であればセットアップできる。初年度販売目標は約300本を計画している。 「必要な機能を備え、システムの負担にならないようサイズを小さくまとめました。監視サーバシステムから出力されるデータはMDB形式ですが、OLE-DB接続可能のデータベースシステムであれば利用できます・社内PCのデータ管理や時間貸しPCの課金管理、会員制店舗の顧客管理などに利用して頂ければうれしいですね」 と、同社の阿部亘社長は言う。 同社のRFIDソリューションは、PCユーザ認証・チェックシステム「ログオンガード/監視サーバシステム」、電子出退勤システム「IDタイムレコーダSE」のほかに、理・美容店向け顧客管理システム「髪美スタイル」、リアルタイムゲート管理システム「ゲートチェッカー」などが販売されている。 問い合わせ、資料請求は下記まで。 ●アクアガーデンソフト(有)RFID担当係 〒070-0081 旭川市亀吉1-3-1-23 TEL.0166-21-3325 FAX.0166-21-3330 http://www.aqua-sv.jp/ rfid@aqua-sv.jp
写真:「ログオンガード」の認証画面。RFIDカードをリーダ/ライタにかざすと各種操作が可能になる。 拝 映輔
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